メモ
[期待]
ビットコインの特徴ではなく、物価上昇の仕組みや価値とは何なのかなど、金融の知識がわかりやすく書いていそうだったので購入。
[感想]
素晴らしくわかりやすい本だった。内容も古くなく、最新の状況が説明されていて非常に良かった。金融全般の知識から始まり、ステーブルコインやポリーマーケットのこと、ゴールドがなぜ上がったのかなどの直近の背景説明なども盛り込まれていて、さらに会話形式でわかりやすい。めちゃくちゃ読みやすくて良本だった。*****にも勧めたい本だと思った。
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「お金の価値が下がった」はわかりづらい。「1万円で買える量がへった」と考えるとわかりやすい。これを「購買力で考える」という。
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日本人は需給の考え方が苦手。物の値段はコストの積み上げで決まるって考える癖がある。 2025年に米の値段が高騰した時も、二言目には適正価格だった。農家の生産コストがいくらとか、JAの買い入れ価格がいくらだとか、そういう話ばっかりだった。しかし実態は猛暑により不作、インバウンドによる消費量増加だった。
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ビットコインの根源的価値は何か?という議論になるとコストについて語り始めがちです。投入された電力だとか、使っているコンピューターとか、ネットワークの価値だとか、そうなるともう何の話をしているかよくわからなくなるでしょう。投入コストから価格を求めようとした時点ですでに間違っています。ビットコインの価格は市場で決まります。
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悪化は良化を駆逐するっていう言葉があって、江戸幕府がカヘイを懐中した時に、金で作った古い金貨から、金の含有量が少ない新しい金貨、悪化に変えていきました。そうすると、みんな質の良い古い金貨を貯め込んで流通しなくなって、質の悪い新しい金貨だけが流通するようになった。だからお金として流通するには、お金としての価値が物としての価値を上回ることが必要である。1万円札は紙切れだからこそ1万円として流通する。だから物として価値がない方が良いなら、ビットコインは最適である。
それでも価値がないのに通貨としてあり続けられるのは、持ち主が今後も1万円として通用すると信用しているから、ただそれだけである。インフレがある程度進んでしまうと、信用できないことにはっと気付く。
その瞬間、お金の価値が暴落する。
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金利はこれ以上下げられないから、発行残高を増やしてしまえという考えで、もともと100兆円程度しか発行していなかったお金を700兆円近くまで発行した。その結果、本来は物の量が大して変わらない状況でお金を7倍に発行したら、物の値段も7倍になっていても不思議ではない。お金が増えたイコールお金の価値が薄まった。
ただ当時そうならなかったのは、みんなが現金つまり円をさらにがっちり貯め込んで動かさなかったからである。あるのに動かさない。だから物価は上がらなかった。
けど今みんながお金使い始めたら、あっという間に物価が当時の7倍になってもおかしくない。本当はね。
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だから、企業の現預金がまだまだ増えているから、今後も株とか不動産とかって資産が上がる余地がたっぷりある。
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価格変動が激しいのが好まれる理由としては、少ないお金でインフレをヘッジできるからです。例えば、ビットコインが金の10倍変動する場合、金なら資産の20%の資金を入れるのと同じ効果が、ビットコインでは2%で得られる計算になる。
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お金を配って、危機が去ったので配ったお金を返してくださいと言って、選挙で戦っても勝てないことが判明した。だから回収するのはどうも無理らしい。
これはコロナがピークアウトして2、3年経って、築き始めた結果で、世界中で積極財政や減税競争をやっている。
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ドルの武器化という言葉がある。ロシアのウクライナ侵攻において、経済制裁では欧米と日本はロシアの外貨準備3000億ドルを凍結した。ただそれによって、米国と仲が良くない国はビビった。差し押さえリスクがあるならドル離れするっていう流れができてきた。
中国やロシア、インドは自前の通貨で貿易結成しましょうと言い出した。だからゴールドの価格が上昇してきた。このドル離れによって。
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